親の介護「施設」か「自宅」を考える視点

【親の介護 施設か自宅か】

親の介護

いつから始まるんだろう

それは、結構曖昧

親の介護が始まった

いつ終わるんだろう

それも、曖昧

う~ん

不安

大好きな親を大好きなまま、介護をしたい方に読んでいただきたいです

介護ってなに

介護は、自立を支援すりことです

出来ることは1日でも長く出来続けるように

出来ない部分を支える

このバランスが良いと、いい介護が出来ているということです

介護は介護を仕事としたプロやご家族だけでなく

地域などでも支え合うとこが理想的です

 

お世話することとしないこと

さらに出来ないことをどこで判断するのか

なにを持って出来るとするのか

その物差しも理想と現実ではちょっとずれたりもします

 

まず

お世話しない事

これは

本人がやろうすることを遮らないことが大切です

 

例えば

洗濯物を畳む

上手に畳めていなくても「そうじゃなくて」とか「後は私がやるからもういいよ」

なんて言わないでくださいね

 

あなたの仕事が増えちゃったとしても

そっと見守ってください

 

そして

お世話すること

これは、病気の後遺症や障害でやりたくても出来なくなっていることに対してはお世話します

 

例えば

外に出て散歩したい

でも、しゃがんで靴が履けない

そんな時は、履かせてあげてください

 

お風呂が大好きだけど

腕がうまく上がらず洗髪は出来ない

身体は上手に洗えるけど

髪を洗う部分だけはお手伝いする

みたいな感じです

ちょっと子育てと似てますね

 

高齢者の機能低下

突然のハプニングが起きた場合、若年層と比べると経過が異なります

 

例として

不眠や骨折などです

 

慢性疾患も年齢とともに罹患率が高くなります

 

例として

視力低下、関節痛、などです

脱水、浮腫、喀痰、便秘などもです

 

後期高齢者になり急激に低下する例として

骨粗鬆症、うつ、低栄養などがあり介護が必要となってきます

 

高齢者の心理状態

老化に伴う身体機能の低下により、喪失感や焦燥感が強くなってきます

さらに記憶力や注意力が低下していくため環境の変化などで

うつや精神症状も出やすくなります

 

子供として

親が高齢者になり、徐々に身体的介護が必要になったり

精神的なサポートが必要になってきます

「とうとう来たか」という思いで緊張と不安になることと思います

 

最初は、通院に付き添ったりお買い物をしてきてあげたりでスタートするとは思いますが

徐々に親の家に泊まり込んだり急なアクシデントに対応したりと

自分たちの生活に親のお世話が入り込んできます

 

自分のパートナーや子供たちも巻き込んで行き不安が増していきます

 

自分の時間も徐々に少なくなっていき、仕事を休まざるを得なくなったりしてイライラが募ってきます

誰に何を相談しても、すぐに全てが解決するとこはなく

そんな中でも親のお世話は続いていきます

 

施設選び

そして、介護の負担が限界にきて

「施設」の検討が始まります

 

この時に大切なのが、親ばなれしていることです

「親は親」

「自分は自分」

です

でないと、施設選びが自分軸になってしまいます

 

自分軸の施設選びは

「親を施設に入れた自分」となり

自分の評価を下げてしまい、介護からは解放されるけど自分の幸せが訪れません

 

親も自分も幸せに生活する

 

その手段としての1つである「住む場所」がたまたま施設であり

施設を選んだことで親子関係が断絶するわけではありません

 

施設選びの際は、

幸せは一緒にいる時間の多さじゃないんだよ

と自分に言い聞かせてください

 

在宅の覚悟

親を最期まで自宅でみよう

そんな方も居られるでしょう

親にとっては一番望むことかもしれません

であれば覚悟を決めて最期まで寄り添うことになります

 

その際、得られるものと失うものをあらかじめ理解しておきましょう

 

得られるもの

これは、親の望み通りに最期まで自宅で生活できる

この一択でしょう

老衰のように、少しづつ弱っていき

それでも最期の最期まで家族と穏やかにお話しながら

そして眠るように逝く

このような最期であれば、いわゆる「大往生」ですよね

 

では

失うものはなんでしょう

それは、親の生きる時間です

在宅では、往診や訪問看護などの医療従事者が自宅へ訪問することは

出来ますが、あくまでも今の現状の観察や判断のためです

容態が悪く医療が必要と判断された場合はそこで受診なり

最期は病院になってしまうかもしれません

その際、医療を望まず自宅の生活を選べば治療を行わない事になるので

いわゆる寿命は積極的に治療するよりかは短くなります

 

最期まで自宅でと決めた場合は、状態が悪くなり医療が必要となった場合の対処をあらかじめ決めておくと良いでしょう

 

ただ、ここで声を大にして伝えたいのが

「決めたことは変わっても大丈夫」ということです

 

親のためには最期まで自宅で過ごすことは、心から望んでいることであっても

時に家族判断で医療を施すことを選ぶ時もあります

 

家族はその時その時で最善を尽くしている訳ですから

気持ちの変化はあって当たり前です

 

幸せな介護

住む場所が別々だって

一緒にいる時間が取れなくたって

悩んだって

悲しんだって

思うように行かなくったって

まずは、自分の時間を大切にして自分が潰れないように

家族や兄弟と何度も何度も話し合い、決断や諦めを経て

最期「あー親の介護はこれで良かったんだ、いい介護が出来て自分は幸せだった」

と思えることでしょう

親の介護は自分の一生で2回しか出来ません

じっくりその時間を味わってください

 

どうですか?

 

最後まで読んでいただきありがとうございます

自宅でも施設でも「場所は関係ない」って感じませんか?

親の幸せと自分の幸せを同じ比率で考えてくださいね

 

相談するところはいっぱいあるよというブログ記事です

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