転職して気分が落ちそうな時の心得3つ

看護師の資格を持っているあなたは心のどこかで

「辞めても、すぐに働くことが出来る」と思いがち

 

しかし、また心の違う部分で

「そんなんじゃダメだ、がんばんなきゃ」とも思ってるはず

 

不満を持って辞めてしまうと、次の勤務でも上手くいかないことは

当の本人が一番よくわかっている

 

人の悩みの9割が人間関係と心理学者のアドラーは解いています

私は、2013年に雇用する側になり採用した職員が辞めていく時

理由は様々だった

引越し

孫もり

引退

メンタル

年齢

1人1人違う理由だった

それは、あくまでも理由であり退職を考え始めた原因ではない

 

何が、退職へと気持ちを傾けさせたのか

 

会社設立から7年後、雇用する役割から降りて

そこから3年後、雇用される側に戻ることになった

 

気付いたこととして

雇用する側で同じ立場の人が口癖のように語っていることが

雇用される側に変わると「とはいえ」となること

私が雇用する側の時に、言ったり思ったりしていたことを

受ける側になった時に、一瞬にして弱さが噴き出てきた実感があった

 

会社経営している間は、忙しいなんて自分から口に出しことはなかったし

どうしようなんて思う暇はなかった

メンタルの浮き沈みを仕事に持ち込むことは御法度だとも思っていた

セミリタイヤを意識し始めても心持ちはこの感じで行くのかと思っていた

 

50代後半で転職する方は、私と同じ経験をするかもしれないし

同じ気持ちの方もいるかもしれない

 

年功序列とか定年までという時代はとっくに過去のこととはなっていて

私の年代でもそこのところは重々承知してはいる

が、知っているということだけでついては行けていない

部分もあるのではないか

 

働ける環境があることへの感謝は私たちの年代は意識して強く持たなければ

ならない

 

自分のリズムで一定期間働いてきていて

仕事のボリュームを減らそうかなと感じ始めた時

けど、やりたいこともまだまだあり強みを生かしたい思いもある

辞めるには早いが、今のままでは現状が変えられないと感じ

転職を考えた(転職した)場合に乗り越えなければならない壁が出てきます

役割

正社員で働き続けた看護師は、役割についていることも多いと思います

主任

師長

総師長

管理者

場合によっては、理事長や代表取締役

などなど

50代後半になると、役割にこのまま長くは続けられないという

漠然とした不安や、次の代に役割を渡す必要があるのではないか

という世代交代の必要性を考え始めます

引き際かなと決めた時に現れる壁は、関わる人たちへの理解の求め方です

 

私は、きっかけとして身体の不調がありました

働いている間は、なるべく職場の人たちにはわからないように

痛みや辛さは自分から口に出さないようにしていました

なので、退任(当時の私は取締役でした)を申し出た時に

同じ職場の職員や利用者(デイサービス)利用者の家族は

「自分の身体を大切にしてください」と退任への理解は得られたように

思えます

しかし、自分と働く場所が違っていた会社代表にその気持ちの相談は

してこなかったので退任の意思を告げた時に

辞める前後で代表には迷惑をかけた結果となりました

役割がある方だと、辞めることの相談はなかなか出来ないことも

あると思います

今まで、辞めたい人の話を聞いたり引き止める立場だからこそ

自分のやめ方がスマートにいかないこともあるかもしれませんね

自分の「辞める」の芽が身体ではないことが、散々いろんな理由を聞いてきて

わかっているから

私の経験から退任や退職を受理する立場の人とは

やはり、話をしていくことが必要かと思います

けれども、会社は親ではないし落ちた気分を上げるのは

自分自身でしかありません

最期の最期まで仕事はしていたい私ではありましたし

そのための転職ではありましたが

役割を降りることへの学びは多くありました

救われたのは、会社代表から「迷惑はかけるもんだ」と言っていただけたことです

役割を降りた後に重かった気持ちが軽くなった声かけでした

ポイント

気持ちを理解してもらおうと思わない

辞めるための段取りを一緒に検討する

いずれにしても迷惑はかける

時間

セミリタイヤで転職を考える場合に、次での職場での働く時間を

考えることが必要です

私の場合、自分が法人の役員だったため24時間365日働いても大丈夫な

環境でした

実際、お泊まりサービスを運営していて管理者兼看護師で

まさに、24時間365日の働き方でした

それは、自分が望んでしていることでもありました

なので、転職すれば雇用される側になるので転職前よりは時間はあります

 

私の仕事は「働ける」という感覚ではなかったです

例えて言えば、家のお母さんは1日8時間だけがお母さんではないですよね

家族だから24時間365日全部がお母さんですよね

職場の利用者(デイサービス)とは疑似家族の感覚だったから

あまり気にならなかったんですね

このお母さん感覚で転職すると時間に関して「あれっ」て思います

自分のやりたいことをやっていれば、24時間がパンパンになっても

時間がないとは思わない

雇用される側になれば、雇用するその人の時間の中で過ごすことに

なりますので時間の感覚が変わります

 

雇用する立場のときに「面接の時と話が違う」

よく思いましたし雇用者からも聞く言葉です

この「話が違う」は、自分の時間か人の時間の中かで働くがあると思います

ですから、面接の時と話が違うわけなんじゃないんですよね

このことを感じた時に、雇用する側から雇用される側になった際の大きな

学びでもありました

あなたが今まで、自分のペースで多くの時間を仕事に使っていたとしても

雇用される側があなたを必要としている時間と自分のこれからの望むペース

がずれる可能性があります

私が不器用なのかもしれませんが、与えられた時間で精一杯働くという

思いに変える方がいいかもしれません

ポイント

雇用される側は人の時間の中で働くことである

転職の際にオンとオフを作ってみる

話が違うに戸惑わない

人間関係

タイトルにもした転職で気分が落ちる原因は

やっぱり人間関係がほとんどじゃないかな

雇用する側は、仕事にモチベーションという言葉を持ち出すな

いわゆる気分の浮き沈みで仕事に影響を出すなと考えます

そして、人に聞くな自分で考えろ

当然ですね、仕事ですから

私も雇用する側の時は思っていました

3回行ってダメなら諦めて言わない

私は厳しくはなかったです、むしろ過保護なくらいの雇用者でした

そんな私でも、従業員の仕事での自立は望んでいました

今、雇用される側になってまさに自分が良しとしない従業員

になっています

甘えなのか完璧主義なのか、失敗を恐れているのか

全部でしょうね

転職をすると、この部分で「辞めちゃおうかな」という気持ちが出てきます

私が考えたのは、教える側が優しければいいのか?

違いますよね

そんなこと求めちゃダメなことくらい当然です

教えてもらわないと出来ないのか?

違いますよね

まずは、自分で考えろですよね

100点じゃなきゃダメなのか?

60点でいいんじゃないでしょうか

まぁ40点足りない部分は、指摘されたり注意を受けたりはしますけど

トライ&エラーの繰り返しで、同じエラーが繰り返さないようになる

そのための習慣作りをしていくしかないと思います

 

転職後にあった出来事です

教わったとこが出来ないことがありました

教えた方は「言ったのに」と

私はすごく落ち込んだんですけど、改めて復習を願い出て出来なかったこと

を確認しました

出来なかったことは、ほんの些細なことでした(失敗に大小はないですが)

後から考えると、なんであんなに落ち込んだんだろうと

やはり、言葉だったんだろうと思うのですが

では、優しく言ってもらえばよかったのか?

違います

そして、優しく言ってもらうと印象に残らない可能性があるので

同じ失敗を繰り返すのではないかとも思いました

 

50代での転職は、記憶力や理解力も落ちていきます

脳の記憶力は落ちないとも脳科学の中では言われてはいますが

確実に落ちます

それに、甘えちゃいけないのは基本ですが

雇用する側が40代やそれ以下の年代であれば加齢現象は経験がないので

この落ちる現実は、自分しかわからないと思う

繰り返すや確認は自分なりのやり方を見つけていくしかありません

ポイント

人間関係はどこに行っても同じ

転職は自分の雇用する側の時の振り返りにもなる

腐らず淡々とこなす

 

最後まで読んでくださりありがとうございました

いかがだったでしょうか?

50代後半の看護師さんのお役に立てたでしょうか?

好きな仕事を出来ているって感謝ですよね

役割を持つことも、気が引き締まり緊張の連続です

引き際を意識し始めた今もどこかでいつまでも仕事を続けたいと

思いながら自分の行く道を模索している方も居られると思います

長く勤めたあなたなら視座を高く持ち最期の最期に看護師で

良かったと思えるような締めくくりをしたいですよね