終末期のおじいちゃん
呼吸が浅くなり始めました。
午前中には、脈が取れなくなり浅い呼吸だけで、
生存を確認する状況にまでなりました。
やはり、自宅で看取る方がいいだろう!
ケアマネージャーに報告して帰宅の準備を始めました。
介護タクシーには「車中で心肺停止する可能性があります」と伝えてそれでも、快く引き受けてくださいました。
ベットからストレッチャーに移す際も、呼吸を確認しながら慎重に映します。
社長やケアマネージャーも駆けつけてくれました。
おじいちゃんが大好きだった木曜日利用者さんもみんな心配そうに見ています。
走り出す寸前の車に職員が駆け寄り別れの言葉をかけています。
玄関横の赤い花に黒い蝶が停まっていました
先程、ケアマネージャーから電話が入り
「息子さんの決断で、点滴を抜いたそうです」と連絡が入りました。
私自身は納得のいく終末期ケアが出来ました。