相手を不快にさせず、想いを伝える
2021年5月30日
13:36
私のデイサービスは月曜日から土曜日に営業しています。
土曜日はバイトさんが2人入るので、職員が固定されていて
チームワーク良くサービスが提供出来ています。
週で一番忙しい土曜日ですが、
職員皆に「ご利用者さんを楽しませたい。」という思いが
土曜日には強くあります。
この土曜日に週に1回来る、バイトの看護師さんが
先週、2人のおばあちゃんがぎすぎすした関係にあったのを気にしていました。
今週、この2人がどうだったかで関りを考えたいと申し出てくれました。
私も、そこを気にしていたので
自分の関りの方針を告げました。
そこに同意してくれて、すぐに2人のおばあちゃんの表情が笑顔に変わりました。
職員も利用者さんも、相手を不快にさせず
自分の想いを伝えることが出来れば、穏やかな人間関係が築けるのですが
我慢をしたり、気を使いすぎたり、日頃の不快な感情がちょっとした相手のきつい言動で怒りとなり湧き出たりしてしまいます。
デイサービスを利用せず、ここを家族だけで頑張っちゃうと
精神的な介護負担が増えてしまいます。
デイサービスでは、病気や障害にフォーカスするのではなく
一番は、その人らしさを追求していきます。
そして、今日1日幸せに過ごしていただけるよう
1人1人の望むことに対応します。
利用者本人が自宅以外でも楽しく過ごせて、ニコニコで家族の元に変えれば
家族の介護疲れもすごく軽減します。
そんなこんなで方針を決めて関わった結果は
デイサービス来始めてから、約数年一度も散歩に行かなかったおばあちゃんが
自分から手を挙げて「散歩に行きたいでーす」と
ぎすぎすしていた相手のおばあちゃんも誘って
「行く 行く」と
その雰囲気が、周りをパーッと一気に変えて
楽しく過ごすことが出来ました。
帰り際、利用者さんそれぞれが
「今日は、楽しかった」と言って下さり
職員もデイサービスでの関りで大事なことを学んだ1日でした。
きっとご家族も、笑顔の親を見て楽しく週末を過ごせると感じました。