黄金の90分を手に入れよう
2020年12月31日
10:01
認知症介護をしていく中で、介護者が負担に感じることの一つに
昼夜逆転があります。
原因の1つに挙げられるのが
体内時計の機能低下です。
体内時計は脳の機能で整えられており、ホルモンや神経が影響しあって睡眠のリズムが作られています。
認知症は脳の機能低下によるものなので,体内時計の不調も引き起こしやすくなります。
改善には諸説挙げられてはいますが、介護者側の睡眠に関して考えてみました。
睡眠は
7時間から9時間が◎
今日、寝れなかったら明日その分眠ればいいや!
が出来ません。
睡眠負債は溜まっていく一方です。
さらに、長く眠ればいいというわけでもなく、質を良くしなければなりません。
睡眠は免疫力にも関わり、介護者が質のいい睡眠が確保出来ていなければ
慢性ストレスを抱えることにもなります。
免疫力をもコントロールする睡眠
さて、どんな環境つくりをしていきましょうか!
私流ではありますが、参考になれば幸いです。
昼夜逆転の周辺症状がある認知症の方でも
よくよく観察してみると、睡眠のパターンがあるようです。
日中の感情にも連動されているようで、
興奮するような刺激があった日の夜
比較的穏やかな過ごし方をした日の夜
体調が完全ではない日(便秘・痛み)の夜
日中の様子から、どんな夜になるのかをある程度予測して
自分が休息が取れるであろう時間帯の目安を付けます。
その時間帯が90分確保出来れば、合格です。
さらに質の良い睡眠にするため
つまり、深く眠るために
体温と脳をベストな状態にしていきます。
体温は上がって下がる時に眠りやすくなるので、風呂がお勧めです。
眠ろうとする90分前に入り、湯船には15分つかります。
脳は眠るときは考え事をしないようにします。
※参考:中田敦彦Youube大学より
お泊りデイサービスを運営していて、昼夜逆転のご利用者様が
もう、3~4年くらい宿泊しています。
夜間はほとんど私1人で見ていますが、自分が眠るコツがつかめてきました。
昨日も風呂場にipad持ち込みゆっくり湯船に浸かり
寝床に入りました。
介護する側の環境も整えてストレスをため込まない工夫をしましょう。