通院と往診
2021年2月17日
7:46
医師の診察を受ける方法は3つ
① 外来通院
② 入院
③ 在宅医療
家族が自宅で高齢者のお世話をしている場合
医師の診察を受ける手段は上の3つがあります。
①の外来通院は家族が自家用車や介護タクシーなどで
クリニックや病院に連れていき診察を受けます。
③の医師に自宅に来ていただき、診察を受ける在宅医療には
往診と訪問診療の2つの方法があります。
この2つは医師が自宅等に来て診察を受けるという点では
同じですが
往診は、突発的な病状に対して医師に来てもらい診察を受ける
訪問診療は、定期的に自宅に来てもらい診察を受ける
つまり、緊急性や頻度が違います。
終末期療養や自宅での看取りを希望する場合は、通院困難になった時点で
ケアマネージャーに相談して訪問診療に切り替えて、症状に応じて
適宜往診していただくのが、ご家族の安心にもつながると思います。
料金に関しては
同じ医師に同じような診察を受けても
通院と訪問診療では支払う料金が異なります。
訪問診療の料金は
基本利用料に加えて、訪問診療×回数で計算されます。
そこに、時間帯に応じて加算が生じたり
検査や注射などの治療を行った場合の加算等が加わりますので
通院から訪問診療に切り変える場合は、おおよその概算をあらかじめ聞いておくことをお勧めします。
診察を受ける本人にとって、通院と訪問診療のどちらがいいか
家族やケアマネージャーと相談してみましょう。