決して見ない見守り方
2021年4月8日
19:51
お泊りデイサービスで、木曜日の夜は仲良し3人組のおばあちゃん達が
泊ります。
夕飯は18時から3人一緒に食べます。
私が部屋に出入りしている時は、テレビを見ながらその話題だったり
なんか楽しそうにお話ししています。
時々、私も話に加わったりして過ごしますが、極力お世話は減らして
自由に自分たちだけで過ごしてもらうようにしています。
ある時、部屋の襖がピタッと閉まっており
部屋がすごく静かでした。
「ん?何かあったかな?」
部屋の中からは、小さな声で話しているのが聞こえます。
「はは~ん、分かった」
デイサービスに支払う利用料の話でした。
「あんたは、いくら払ってんの?」
「私は6万だよ!週の半分しか泊ってないのに」
「1か月泊るといくらになるんだい!!」
「いつまでも、泊まってらんないね」
そうです。
民家型デイサービスなので、みんな自宅に居る感覚になっているため
支払いがもったいなく感じてしまうようです。
でも、この話が出来るようになると同じ敵が出来るため
さらに結束が固くなり、親密度が増します。
だから、絶対に襖を開けてはいけません。
そんな、見ない見守りもあります。